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今回、写真はない。
カメラを忘れたのもあるけど、写真を撮って良いような雰囲気ではなかった。
写真を撮りたいって言えば、撮らせてくれると思うけど。。。

この月曜日、活動村ンダンガンサンブでお葬式があった。
いつも一緒に活動しているおばちゃんたちの総元締めMariama(マリアマ)の夫が、
長きにわたる闘病生活の末、先週土曜日に亡くなったのだ。

去年の今頃だったか。
Mariamaが3ヶ月くらい、村にはおらず夫の入院していた
カオラックの病院※1に泊まっていると聞いていた。

 もしや…こんなに帰ってこないなんて、Mariamaも入院したのか?

って、あらぬ心配をするほど長期にわたって不在だったのだ。
活動はMariamaの実の娘Ndeye=Ami(ンデイ=アミ)が指揮をとってくれていたので、
特に問題はなかったが、若いおばちゃん集団との架け橋だったMariamaの不在は
当時、1年以上も任期が残っていたアタシにとって、不安以外の何ものでもなかった。

そんなMariamaが帰ってきたのは、確か去年の12月くらい。

 夫の体調も良くなったのよ。だから帰ってきたの。

満面の笑顔でそう言ってくれたMariamaを目の当たりにして、
アタシは泣き崩れるのでは?!と思うくらい、嬉しかった。


で、あれからおよそ10ケ月。
Mariamaの夫は亡くなった。
この知らせを、いつも家事を手伝ってくれるMariatou(マリアトゥ)から聞き、
その翌日がお葬式だということで、お悔みに行ってきたのだ。

お葬式は夫が住んでいたという、海の傍に立つ大きな家で行われていた。
いつもどおりMariamaの家にバイクを止めて、その家の子どもたちに
お葬式の家まで案内してもらって行った。

家に着くや否や、庭を覆うように張られたテントの下で、
見慣れたおばちゃんたちが座って、話をしながら

 Ňilane!!久しぶりねー。どこに行ってたの?

と、ちょっといつもよりもテンションが低めだけど、笑顔で声をかけてくれた。
任国外旅行に行ってました!!とはもちろん言わないまでも、
ルーガやダカールに行ったり、腰が痛くて家にいた、と説明。
だってホントのことだもん…涙

 中にMariamaが居るから、挨拶してきなさいよ。

そうたしなめられ、家の奥に入っていくと、憔悴しきったMariamaがいた。

 大丈夫よ、大丈夫だから。今日はありがとうね。

マスチョーノフ(お悔みの気持ちとして床に小銭を置く習慣)をしたアタシを見て、
何度も何度もそう言ってくれた。

 夫が死んでなお、「ありがとう」って…。

何とも言えない気持ちでそこで過ごしたあと、外で話に興じるおばちゃんたちに
挨拶をしにいった。
来たとき同様、ずっと村に行かなかったことに文句を言われたりもしたけど(苦笑)、
活動への意気込みを語ってくれるおばちゃんもいたり。

そしてこの家の奥に目をやると、別に張られたテントの下で正装した男たちが、
じっと座り込んで、何やら話を聞いていることに気がついた。

本当に、男ばっかり

 あのテントの下って、男しか行っちゃ行けないの?!

あるおばちゃんに聞いてみると、そうだと言う。
遠巻きに見ているおばちゃんもいたので、とりあえずそこまで行って座ってみた。
途中、周りの人たちが

 アミン、アミン。

と繰り返すのが聞こえた。セネガルではお祈りする時や、
挨拶でその人の未来に良いことがあるようにと言われると
必ずアミン、アミンと繰り返す。
「アーメン」みたいなものかな。

つまりこの男たちおよび遠巻きのおばちゃんたちが聞いていた話は、
亡くなった人がどんな素晴らしい人物であったかを褒め称えると同時に、
その人が安らかに眠れるように、というお祈りだったのだ。

今まで連れて行かれたお葬式は、お悔みを言う程度のもので、
大してお葬式に参加はしなかったから、今回はなんだか興味深かった。



最近、お祭りを過ごすたびに気になっていた、アタシの独り善がり理論、

 女が生を決め、男が死を決める※2

について、ここでも興味深い事象を目にすることが出来た。
まぁ、セネガル研究者にとっては当たり前すぎることだから発見とは言わないんだけどさ。

今回実際に見たのは、お葬式の場では男性と女性が特に混じることなく
別々の場所で過ごしながらも亡くなった人を悼む風景。
たぶん…あの頃あの人はさ、とか、この人を亡くすのは本当に惜しいとか、
話の内容はさして変わらないんだろうと思うけど、
公式的に亡くなった人を送り出すのは、男性たちなんだなぁと実感。
もしかしたら

 女が生を送り、男が死を送る

と言い換えたほうがスッキリするのかもしれない。
まぁ、どっちでもいいんだけど。


※1 カオラックの病院
カオラックはダカールから東におよそ200km、車で4時間ほどの大都市。ここの病院は色んな危機があるから良い!と、ンダンガンサンブ周辺では評判も高い。

※2 女が生を決め、男が死を決める
こんなことを誰もがフードファイターの日Ňilaneの命名式にも書きました。その続きのプチ・考察です。

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2011.10.13 / Top↑
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